日中韓の保健相らが共同声明 “感染症対策で緊密に協力”

日本、中国、韓国3か国の保健相らがオンラインで会合を開き、新型コロナなどの感染症対策で緊密に協力していくことなどを盛り込んだ共同声明を採択しました。

オンライン会合には、加藤厚生労働大臣、中国の曾益新 国家衛生健康委員会副主任、韓国のチョ・ギュホン保健福祉部長官が出席しました。

会合は、感染症対策での協力のあり方などを協議するため10年余り前から開かれていて、16日の会合では共同声明を採択しました。

共同声明では、新型コロナなどの感染症対策で緊密に協力し、知識や経験を共有することを再確認するとしています。

そのうえで、アジア太平洋地域の健康安全保障を強化するため、ワクチンや治療薬などに公平にアクセスできるようにするとともに、医療従事者の育成と保護で協力するとしています。

また、すべての人に質のよい保健・医療サービスを提供する「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」をアジア太平洋地域で実現させるため、協力を強化するとしています。