司法修習生64人が新型コロナ感染 40人規模の食事会も

最高裁判所は現在、研修所で学んでいる司法修習生のうち64人が14日までの6日間に新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表しました。感染した人の多くは修習生どうしの食事会に参加していて、中には40人規模のものもあったということです。

最高裁判所によりますと先月30日から埼玉県和光市の司法研修所で修習を受けている司法修習生およそ1400人のうち64人の感染が14日までの6日間に確認されました。

陽性と判明した人の多数が修習生どうしで開いた食事会に参加していて、中には40人規模のものもあり、多くは飲酒を伴っていたということです。

64人はいずれも軽症または無症状で、一部のクラスで2日間、講義がオンラインに切り替えられましたが修習に大きな影響は出ていないとしています。

司法研修所の中山孝雄 所長は「会食は私的なものであったとはいえ、陽性者が多く生じたことは残念だ。すでに修習生に対しては参加者の多い会食を自粛するよう指導しており、引き続き必要な感染防止措置を講じるよう指導していく」とコメントしています。