IAEA ウクライナ国内すべての原発に専門家を常駐へ

IAEA=国際原子力機関は、13日に発表した声明で、グロッシ事務局長とウクライナのシュミハリ首相が会談し、ウクライナ国内のすべての原子力発電所にIAEAの専門家を常駐させることで合意したと明らかにしました。

IAEAはことし9月以降、ロシア軍が占拠を続けるウクライナ南部のザポリージャ原発に専門家を常駐させていますが、今後は、これに加えて、
▽リウネ
▽フメリニツキー
▽南ウクライナの、
合わせて3つの原発と、
▽廃炉作業が続くチョルノービリ原発に、
専門家を常駐させるとしています。

本格的な冬を迎えるウクライナでは、ロシア軍がエネルギー関連施設への攻撃を繰り返し、深刻な電力不足が続いていて、グロッシ事務局長は「真冬のウクライナが、かつてない規模のエネルギーインフラの問題に直面している中で、今回の合意は極めて重要だ」としています。