「忠臣蔵」四十七士討ち入りの日 3年ぶりにパレード 兵庫 赤穂

「忠臣蔵」で知られる赤穂四十七士が討ち入りをした12月14日に合わせて、兵庫県赤穂市で「赤穂義士祭」のパレードが3年ぶりに行われました。

「赤穂義士祭」は、およそ300年前の江戸時代に、大石内蔵助ら赤穂四十七士が主君の浅野内匠頭のかたきを討つため討ち入りをした12月14日に、毎年行われていますが、新型コロナウイルスの影響でおととしは中止され、去年は規模を縮小し恒例のパレードは取りやめました。

ことしは3年ぶりに市民が赤穂城跡から市内中心部に向けて練り歩くパレードが行われ、大石内蔵助役を務めた俳優の中村雅俊さんが先頭に立ち、力強く太鼓を打ち鳴らしながら、義士たちを率いて歩きました。

パレードは、感染対策のため、例年より短い600メートルの道のりで、3時間に短縮して行われ、露店での酒類の販売を禁止しました。

中村雅俊さんは「3年ぶりだからこそ、コロナに負けられないという赤穂の皆さんのアグレッシブな思いを感じた」と話していました。

赤穂市出身で明石市から訪れた30代の男性は「伝統の祭りなので、ことし生まれた子どもに見せたくて来ました。中村さんは渋くてかっこよかったです」と話していました。