林外相 今月下旬にも中国 王毅外相と会談の方向で調整

岸田総理大臣と中国の習近平国家主席との先の首脳会談を受けて、林外務大臣は今月下旬にも中国を訪問し、王毅外相と会談する方向で調整に入りました。実現すれば、外務大臣の中国訪問はおよそ3年ぶりとなります。

岸田総理大臣は先月、訪問先のタイで、中国の習近平国家主席と、対面ではおよそ3年ぶりとなる日中首脳会談を行い、日中関係の発展に向けて首脳間も含め、あらゆるレベルで緊密に意思疎通を行うことで一致しました。

これを受けて、林大臣は今月下旬にも中国を訪問し、王毅外相と会談する方向で調整に入りました。

実現すれば、外務大臣の中国訪問は2019年12月の当時の茂木大臣以来およそ3年ぶりとなります。

沖縄県の尖閣諸島をめぐる問題などで日中関係が厳しい状況が続く中、林大臣は王毅外相との会談で、今後も対話を継続し、双方の努力で建設的かつ安定的な日中関係を構築していきたいという考えを改めて伝えるものとみられます。

また、新型コロナの感染拡大によって大幅に減った両国間の民間交流などを再び活性化させる方策などをめぐっても意見が交わされる見通しです。