防衛費“不足財源は増税で 首相考え 閣内で共有”官房長官強調
防衛費増額の財源をめぐり、高市経済安全保障担当大臣が「岸田総理大臣の真意が理解できない」などとツイッターで発信したことについて、松野官房長官は、不足する財源を増税で賄うという岸田総理大臣の考えは閣内でも共有されていると強調しました。
防衛費増額で不足する財源を賄うため、岸田総理大臣が与党に対し、増税の検討を指示したことについて、高市大臣はみずからのツイッターに「賃上げマインドを冷やす発言をこのタイミングで発信された岸田総理大臣の真意が理解できない」などと投稿しました。
これについて松野官房長官は、午前の記者会見で「記述は承知している。各閣僚とは日頃からさまざまなやり取りを行っているが、個々について答えることは控える」と述べました。
また記者団が「閣内不一致という認識か」と質問したのに対し「不足する財源は税制で協力をお願いしなければならないこと、財源確保の具体的内容を年末に一体的に決定することなどは、岸田総理大臣が述べているとおりで、閣内でも共有されている」と強調しました。