臨時のオンライン発熱診療センター 来週に開設へ 東京都

東京都は新型コロナとインフルエンザの同時流行に備えて、医師が遠隔で診療を行うオンライン診療センターを開設するのを前に、その様子を公開しました。

新型コロナとインフルエンザの同時流行による発熱外来のひっ迫に備え、都は診療体制を強化しようと、臨時の「オンライン発熱診療センター」を、来週12日から開設します。

9日はオンライン診療の様子がデモンストレーションとして公開され、医師がパソコンの画面に映った患者の検査キットの結果を確認したあと、症状や持病の有無などを問診し、薬を処方するなどしていました。

オンライン診療の利用対象は、都内在住で13歳から64歳までの重症化リスクの低い人で、受診の前に新型コロナの自主検査を行う必要があります。

診療時間は午前9時から夜の0時までで、当面、休診日はなく、年末年始も利用でき、都のホームページから予約できます。

東京都の山本隆宏感染症危機管理調整担当課長は「感染拡大時は重症化リスクの低い方にオンライン診療を利用してもらい、発熱外来をひっ迫させないようにしたい」と話していました。