インフルエンザ患者 全国で微増 流行水準は大きく下回る

新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されているインフルエンザについて、全国の医療機関から今月4日までに、1週間に報告された患者の数は、全国で636人でした。患者数は前の週からやや増えたものの、流行期入りの水準は大きく下回っていますが、専門家は引き続き注意を呼びかけています。

厚生労働省によりますと、今月4日までの1週間に、全国およそ5000か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、前の週より101人多い636人でした。

インフルエンザは、1医療機関当たりの1週間の患者数が全国で1人を超えると「全国的な流行期」入りとされていますが、今の時点では0.13人と大きく下回っています。

新型コロナウイルスが感染拡大して以降、おととしと去年はインフルエンザの感染が広がりませんでしたが、今月4日までの1週間では38の都道府県で患者が報告され、1医療機関当たりの患者数は
▽京都府が0.49人
▽岩手県が0.40人
▽大阪府が0.37人
▽熊本県が0.33人
▽愛媛県が0.31人
▽東京都が0.26人
などとなっています。

感染症に詳しい東邦大学の舘田一博教授は「今のところ流行は見られず、コロナのための基本的な感染対策が効果を発揮している。ただ、一部の地域で学級閉鎖などが起きていて、この冬は油断せずに、インフルエンザとコロナの両方を抑える対策が必要だ」と話しています。