米軍制服組トップ「ウクライナに必要なかぎりの支援する」

アメリカ軍の制服組トップ、ミリー統合参謀本部議長は、首都ワシントンで開かれたウクライナ政府の式典に参加し、ウクライナへの軍事支援を継続する考えを強調しました。

ワシントンでは、ウクライナ大使館が軍の創設記念日に合わせて主催した式典が8日に開かれ、アメリカ軍の幹部や国防総省の高官のほか、日本の防衛駐在官やヨーロッパなど40か国以上の駐在武官が招待されました。

この中で、アメリカ軍のミリー統合参謀本部議長が演説し「ウクライナ軍は多大な犠牲を払いながらもロシア軍を撃退し、ロシア軍の戦略計画を打ち負かした」と述べました。

そのうえで「しかし、戦争は終わっていない。バイデン大統領が述べたようにアメリカはウクライナに必要なかぎりの支援をする」と述べ、同盟国や友好国と連携し、軍事支援を継続する考えを強調しました。

アメリカは、ことし2月にロシアによる軍事侵攻が始まって以降、総額で190億ドル余り、日本円にしておよそ2兆5600億円の軍事支援を行っています。

ウクライナ大使館の駐在武官クレメネツキー氏は「ロシアの侵略者たちに対し強力なメッセージとなったと思う。われわれは諦めることなく戦い、そして勝利する」と話していました。