旧統一教会 「質問権」の回答を送付 文科省は追加質問の方針

宗教法人法に基づき旧統一教会に対して初めて行使された「質問権」をめぐり、旧統一教会は8日、報告を求められていた組織運営や財産に関する資料を文部科学省に送りました。

先月22日、文部科学省は旧統一教会に対して宗教法人法に基づく「質問権」を初めて行使し、組織運営や収支、財産に関する資料などを9日までに提出するように求めました。

これを受けて旧統一教会は8日夕方、報告を求められた資料などを文部科学省に向けて送りました。

関係者によりますと、文部科学省は資料などが到着次第、内容を精査したうえで、旧統一教会や信者の不法行為を認めた民事裁判の判決や、政府に寄せられた被害相談などに関連して追加の質問を行う方針だということです。

旧統一教会「世界平和統一家庭連合」の担当者は「期限内にできることは誠実に対応させていただきました。今回提出した資料に基づいて、あらためて質問があると考えています。変わらずに誠実に対応させていただきます」と話していました。