シェアハウスでの共同生活を記録するフジテレビの番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さんはおととし(2020年)5月、SNS上でひぼう中傷を受ける中、22歳で命を絶ちました。
この問題について母親の木村響子さんが、フジテレビと制作会社2社に対して1億4000万円余りの賠償を求める訴えを6日、東京地方裁判所に起こしました。
花さんが精神的に不調をきたしていることを知りながら、炎上のきっかけとなった番組の内容を修正せずにインターネットで配信したり、地上波で放送したりしたほか、ひぼう中傷を抑える措置を講じなかったなどとして「出演者の健康や名誉を損なわないよう注意や配慮をする義務を怠り、精神的に追い詰めた」と主張しています。
会見で木村さんは「出演者の人権や安全が守られていなかったのではないか。二度と同じことが起きてほしくないと思い、訴えを起こした」と話していました。
木村花さんの母親がフジテレビなど提訴「テラスハウス」問題で
フジテレビの番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さんが、SNS上でひぼう中傷を受け、命を絶った問題で、花さんの母親が「制作や放送にあたって出演者の健康や名誉に配慮する義務を怠った」などと主張して、フジテレビと制作会社に対し1億4000万円余りの損害賠償を求める訴えを起こしました。

フジテレビ「コメント控える」

訴えについてフジテレビジョンは、「訴状が正式に届いていないのでコメントは控えます」としています。
また、制作会社2社は「訴状が届いていないので、届きしだい対応を検討したい」とコメントしています。
また、制作会社2社は「訴状が届いていないので、届きしだい対応を検討したい」とコメントしています。