ワールドカップ ブラジルが韓国に快勝 8大会連続ベスト8に

サッカーワールドカップカタール大会の決勝トーナメント1回戦、ブラジル対韓国は、右足のけがから3試合ぶりに復帰したエースのネイマール選手のゴールなどでブラジルが4対1で勝ち、8大会連続でベスト8に進出しました。

世界ランキング1位で、1次リーグのグループGを1位で通過したブラジルと、グループHを2位で通過した韓国の試合は、カタールの首都ドーハにある「スタジアム974」で日本時間の6日、午前4時から行われました。

試合は、ブラジルが序盤から圧倒的な攻撃力を発揮し、前半7分、右からのクロスボールを受けたビニシウス・ジュニオール選手が今大会初ゴールを決めて、先制しました。
さらに前半13分には、1次リーグの初戦で右足首のじん帯を損傷するけがをしたあと、3試合ぶりに復帰したネイマール選手が、ゴールキーパーの逆をつくペナルティーキックを決めて、追加点をあげました。

ネイマール選手は、このゴールがブラジル代表として通算76点目となり、トップのペレさんの77点まで、あと1点に迫りました。
ブラジルはそのあとも攻撃の手を緩めず、リシャルリソン選手とルーカス・パケタ選手が次々とゴールを決め、前半だけで4点を奪ってリードを大きく広げました。

韓国は後半31分に、ペク・スンホ選手がペナルティーエリアの外から豪快なシュートを決めて1点をかえしましたが、そのあとが続かず、ブラジルが4対1で勝って、8大会連続となるベスト8進出を決めました。
今大会でアジア勢は、初めて3チームが決勝トーナメントに進みましたが、オーストラリアと日本に続いて、これですべてのチームが1回戦で敗退しました。

復帰のネイマール「リハビリに励んできたかいがあった」

右足首のけがから3試合ぶりに復帰し、2点目のゴールを決めたブラジルのネイマール選手は「トレーナーとリハビリに励んできたかいがありました。シーズンを通してコンディションがよかったので けがをした瞬間はとても怖く、一晩中、泣いていました。この苦しみは、最後に優勝することで報われると思います」と話しました。

また「サッカーの王様」と呼ばれる元ブラジル代表のペレさんが体調を崩していることについて「早く良くなってほしいですし、きょうの勝利で喜んでくれたことを願っています」と話していました。

ブラジル選手たち “王様”ペレさんの横断幕

決勝トーナメント1回戦で韓国に快勝したブラジルの選手たちが、試合のあとのピッチで元ブラジル代表で“サッカーの王様”と呼ばれるペレさんの横断幕を掲げる場面がありました。

ペレさんは病気の療養中であることを明らかにしていて、横断幕にはペレさんの名前と顔写真が描かれ選手たちによる母国の英雄の回復を願った行動だとみられます。
ワールドカップが開かれているカタールでは、首都ドーハ市内でライトアップされている建物にペレさんが映し出されるなど、“王様”の早期回復を願う動きが広がっています。