渡辺徹さん死去 妻の郁恵さんら会見 「感謝しかありません」

俳優の渡辺徹さんは先月28日、敗血症のため61歳で亡くなりました。

5日、東京都内で会見を開いた妻の榊原郁恵さんは「入院する直前までふだんどおりの生活でした。これまでも不死鳥のような人だったので、集中治療室に入ってからも最後の最後まで希望を持とうと思っていました。意識がはっきりしない中でも話しかけるようにし、家族でみとりました」と語りました。

そして、ひつぎに山盛りのごはんやスーツなど渡辺さんが好きだったものをたくさん入れたことを明かし、「亡くなってからの反響に私たちが知る以上に偉大な人だったと驚きました。夫婦としては互いに助け合い、支えてくれていたので感謝しかありません。役者としても周りの人たちが明るく笑っていることを大切にしていました。渡辺徹のことを忘れないでいてほしい」と話しました。

また、家族葬の喪主を務めたという渡辺裕太さんは「父は周りを楽しませる人でいちばん楽しんでいたのが母だと思います。入院する直前までブログに寄せられたことばにコメントを返していたので、もう本人からは伝えられない感謝の気持ちを家族が代わりに伝えていきたいです」と話していました。