相撲 全日本選手権 日体大の中村泰輝が2年連続アマチュア横綱

アマチュア相撲の日本一を決める全日本選手権が行われ、日体大4年の中村泰輝選手が優勝し、2年連続で「アマチュア横綱」に輝きました。

東京 両国の国技館で行われた相撲の全日本選手権は、全国から選ばれた社会人や学生の選手が出場して、アマチュア相撲の日本一「アマチュア横綱」を決める大会です。

去年この大会で優勝した日体大4年の中村選手は、身長1メートル93センチ、体重175キロの恵まれた体を生かした突き押しや四つ相撲で順当に勝ち進み、決勝で去年3位の日体大職員、松園大成選手と対戦しました。

中村選手はまわしはとれませんでしたが、相手が出てきたところをタイミングよくはたき込んで勝ち、2年連続で「アマチュア横綱」に輝きました。

2年連続の「アマチュア横綱」は、大相撲の元大関 琴光喜の田宮啓司さんが日大時代に達成して以来、25年ぶりです。

中村選手は「本当にアマチュア相撲生活最後の全日本選手権で、日体大のゼッケンをつけて優勝できてうれしい。中村泰輝の名前が記録に刻まれてよかった」と振り返りました。

国体や全国学生選手権でも優勝経験がある中村選手は、今後角界入りを希望していて「どこまで通用するか分からないが、上にいけるように頑張りたい」と意気込みを示しました。