秋山選手と8位の赤崎暁選手、9位の大石港与選手は、日本陸上競技連盟が定めた「日本選手で3位以内かつ2時間10分以内」の条件を満たして、MGCの出場権を獲得しました。
また、2時間9分19秒で10位だった久保和馬選手も「対象レース2つの平均タイムが2時間10分以内」の条件を満たして、MGCの出場権を獲得しました。
優勝は、東京オリンピックの男子マラソンで13位だったイスラエルのマル・テフェリ選手で、タイムは2時間6分43秒でした。

福岡国際マラソンが復活 秋山清仁ら4人 パリ五輪選考MGC出場権
去年いったん幕を下ろしたあと、新たな運営体制で復活した、福岡国際マラソンが4日行われ、日本選手トップの7位に入った秋山清仁選手など4人がパリオリンピックの代表選考レースの出場権を獲得しました。
1947年に始まった福岡国際マラソンは、財政難のため去年のレースを最後にいったんは幕を下ろしましたが、地元の福岡県が主催者に入るなど新たな運営体制を構築して後続大会として復活し、4日、福岡市の平和台陸上競技場を発着するコースで行われました。
大会は、来年秋に実施される予定のパリオリンピックの代表選考レース、MGC=マラソングランドチャンピオンシップへの出場権がかかり、男子のトップ選手60人余りが出場しました。
日本勢は30キロをすぎて12人の先頭集団から次々と脱落しましたが、そのままペースが落ちる選手が多い中、28歳の秋山選手が粘りの走りで終盤に追い上げ、自己ベストを2分以上更新する2時間8分43秒のタイムで日本選手トップの7位に入りました。
