防府読売マラソン 男子 中村祐紀ら3人がパリ五輪選考MGC出場権

パリオリンピックの代表選考レース出場権をかけた防府読売マラソンは、27歳の中村祐紀選手が2時間8分29秒で優勝し、中村選手を含めた上位3人が選考レースの出場権を獲得しました。

この大会は、来年秋に実施される予定のパリオリンピックのマラソン代表選考レース、MGC=マラソングランドチャンピオンシップへの出場権をかけて、山口県防府市で行われ、午前10時半すぎに男女一斉にスタートしました。

このうち男子は、中村選手が33キロ付近で先頭集団から抜け出して独走状態に入り、後続を引き離して、2時間8分29秒で優勝しました。

2位には同じく27歳の山本翔馬選手が2時間8分52秒で入り、3位は2時間9分12秒で走った29歳の橋本崚選手でした。

中村選手と山本選手、それに橋本選手の3人は、日本陸上競技連盟が定めた「日本選手で3位以内かつ2時間10分以内」の条件を満たして、MGCの出場権を獲得しました。

一方、女子は、24歳の渡邉桃子選手が2時間32分5秒で優勝しましたが、条件を満たせず、この大会でのMGC出場権獲得はなりませんでした。