ワールドカップ 35歳のメッシ 記録ずくめの活躍 優勝に意欲

4日、オーストラリアを破ってベスト8を決めたアルゼンチンのエース、リオネル・メッシ選手。
35歳となった今大会でもゴールやアシストにとどまらず、相手を次々とかわすドリブル突破もたびたび見せ、スーパースターと呼ばれる実力を十分に発揮しています。

W杯通算得点 出場数は「神の子」超え

FIFA=国際サッカー連盟によりますと、オーストラリアとの試合で決めたゴールで、ワールドカップでの通算得点数は「9」となりました。またアルゼンチンの選手としては「神の子」と呼ばれたマラドーナさんを上回り、最多のバティストゥータさんの「10」まで、あと1点に迫りました。

ワールドカップでの出場試合数も「23」となって、すでにマラドーナさんの「21」を上回っていて、ドイツのマテウスさんが記録した史上最多の「25」に迫っています。

また、1次リーグではアシストを記録しワールドカップの5大会でアシストをマークした唯一の選手となっています。

18年のキャリア 通算1000試合出場

アルゼンチンサッカー協会によりますと、メッシ選手は2004年10月にスペイン1部リーグのバルセロナでプロデビューして以降、およそ18年間のキャリアで
▼クラブチームで831試合
▼アルゼンチン代表で169試合に出場し、今大会の決勝トーナメント1回戦が、通算1000試合目の節目の試合となりました。

メッシ「まだここにいたい」

メッシ選手は、オーストラリアとの試合のあと、「とても厳しい試合だったがこの勝利でさらに一歩進むことができた。われわれはまだここにいたいと思っている」と話して個人の記録は気にとめず、自身初となるワールドカップ優勝への意欲を改めて示しました。