ワールドカップ 韓国 ポルトガルに勝ち 3大会ぶり決勝T進出

サッカーワールドカップカタール大会の1次リーグ、グループHのポルトガル対韓国は韓国が2対1で勝ち、3大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めました。

試合はエデュケーション・シティスタジアムで日本時間の3日午前0時から行われました。

決勝トーナメント進出に向けて最低でも勝つことが必要だった韓国は、序盤からポルトガルに攻め込まれ前半5分、右サイドからのクロスボールに合わせたリカルド・オルタ選手のゴールで先制されました。
しかし、韓国は前半27分、コーナーキックから、相手に当たったこぼれ球に反応したキム・ヨングォン選手が押し込み同点に追いつきました。
後半は得点を奪えないままアディショナルタイムに、ポルトガルのコーナーキックからのこぼれ球をソン・フンミン選手がペナルティーエリアの近くまでドリブルで持ち込み、スルーパスしたボールにファン・ヒチャン選手が合わせて勝ち越しました。
2対1で逆転勝ちした韓国は勝ち点4として、ウルグアイと並びましたが、総得点の差でグループ2位となり3大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めました。
すでに決勝トーナメント進出を決めていたポルトガルは、勝ち点が6で変わりませんが、グループ1位です。

この結果、アジア勢では韓国、日本、オーストラリアの3チームが決勝トーナメント進出を果たし、FIFA=国際サッカー連盟のサイトによりますと、これまでの2チームを上回り、史上最も多くなったということです。

ポルトガル サントス監督「がっかりしている」

韓国に敗れたポルトガルのフェルナンド・サントス監督は試合直後のインタビューに対して「がっかりしている。試合の出だしはよかったがその後は、よい時間帯と悪い時間帯を繰り返してしまった。この試合はわれわれにとって警鐘になった」と話しました。

そのうえで「なぜ、このような結果になったのか」という質問に対しては「そのことについて今から選手たちと話す。何が起きたかを彼らと確認したいので失礼する」と短く言い残し、足早に立ち去りました。