サッカーワールドカップ 日本の快挙 あの瞬間をどこで見た?

サッカーワールドカップ 日本の快挙 あの瞬間をどこで見た?
サッカーワールドカップで日本が強豪スペインを破って決勝トーナメントに進出しました。

SNS上での盛り上がりや渋谷の街で歓喜に沸く人たち。

夜明け前の4時から始まった試合で、日本サッカーの快挙の瞬間をどう捉えたのか追ってみました。

(ネットワーク報道部 松本裕樹 玉木香代子 鈴木彩里)

午前4時からのスペイン戦、SNSでは

試合前のSNSでは『サッカーのため』に早朝から起きた人たちの投稿が増えていました。
「おはようございますサッカー観るための早起き」

「サッカーみるために家族みんなアラームかけて起き始めるのおもろすぎ」
『サッカーのため』がツイッターのトレンドに入りました。
都内のタワーマンションからは、いくつもの明かりが・・・。

自宅で観戦した人は

スペインとの大一番を50代の男性は、自宅マンションの布団の中で“スマホ観戦”。

サッカーに興味のない家族を起こさないようにするためで、隣の住民などに迷惑がかからないよう肩身の狭い思いをしながら試合を見守りました。

前半と変わって劇的な後半に

試合は、日本がなかなかペースをつかめず1点を追う展開に。

それでも後半開始から入った堂安律選手がミドルシュートを決めて同点。

さらに田中碧選手のゴールで勝ち越しました。

SNS上では・・・。
「どんな目覚まし時計よりも堂安さんでした」

「堂安!!!田中!!!日本逆転きたあああああ!!」

「きたああああっ、面白くなってきた~目覚め~た」
『堂安さん』と『きたあああああ』もトレンド入りし、目の覚めるような攻撃で、早朝から起きている人たちをしっかり起こしてくれました。

日本が2対1とリードして迎えたアディショナルタイムは7分。
「7分が長い!!」

「7分ってこんな長いのか…心臓に悪いから早く終わって」

「アディショナルタイムずっと息止めてた」
『あと7分』の残り時間を見守るサポーターの心境もトレンドワードに入りました。

勝利の瞬間は「日本まじ」

日本が大方の予想に反して、スペインに競り勝ちグループ1位で決勝トーナメント進出の快挙を成し遂げるとSNSでは・・・。
「日本まじ全員が良かった。守備も硬い」

「日本まじですごいな!!!もう奇跡じゃなくて実力だよね?」

「日本まじで今回えぐい感動した」

※原文のまま。
称賛の言葉が相次ぎました。

さらに。
「日本まじで勝ったんか完全に寝てた」

「日本まじ?起きたらびっくり」

「日本まじ?寝てたわ」
観戦を諦めてすでに寝ていた人たちも驚きの心境を隠せず、『日本まじ』という言葉の投稿が一気に急増し、話題となりました。

反省する人たちの一方で
「4時に起きてよかった こんな朝幸せな気持ちで登校することない!!」
「寝不足やけどすごい爽やかな気分仕事頑張るー」など、朝から幸せな気分になった人たちも多くいたようです。

試合後のインタビューでは「俺のコース」

また試合後のインタビューでは・・・。

堂安選手が同点ゴールとなったシュートについて「あそこは俺のコースなので、絶対にシュートを打ってやると決めていた」と自信あふれる言葉。

SNS上ですぐに投稿が相次ぎました。
「俺のコースはマジで痺れる!」

「あそこは俺のコース…言ってみたい…」

「流行語大賞は『あそこは俺のコースなので』で決まりでしょ」
『俺のコース』が新たにトレンドに入りました。

朝の渋谷で聞いてみた

日本の劇的な勝利で歓喜に沸く人たち。

喜びの声を直接、聞いてみたいと渋谷の街に取材に行きました。

試合から1時間半ほどがたった午前7時半。

渋谷駅のハチ公前を訪れると興奮冷めやらぬ通勤途中のサポーターや、応援に疲れて眠そうにしている大学生などさまざまな人がいました。
マンションで“スマホ観戦”をしていた男性です。

堂安選手のゴールをきっかけにテレビでの観戦に切り替えた直後に勝ち越しゴール。

大声は我慢したものの、声が出てしまい小さくガッツポーズしながら喜んでいたところ家族から「うるさい!」と怒られたそうです。

けさは、この喜びを少しでも分かち合いたいと思い渋谷を訪れました。

きょうは会社でユニフォームを着ながら仕事をするということです。
50代男性
「きょうが仕事じゃなきゃいいのにと思いますが、せめてユニフォームを着て仕事を頑張って、夜はゆっくりみんなとお祝いしたい。みんなで、この喜びを共有してついでに景気もよくなればうれしい!」
壁にもたれかかっていたのは、20代の女子大学生2人。

友人と飲食店で観戦し、逆転劇に興奮して疲れ果てたそうです。

昼過ぎに大学の講義が控えているということで「もう8時半!?終わった…喜んで絶叫しすぎて精魂尽き果てました」

次の試合は両親の結婚記念日「家でゆっくり一緒に見たい」と話していました。
ハチ公前で余韻にひたっているような青いはっぴ姿の男性。

なんと、夜行バスで津市からやってくるために、有給休暇を2日間取得したと言います。
津市から訪れた50代男性
「三重で1人で“勝て”と念じるより、若いパワーが集まる渋谷からたくさんの人と念じたほうが応援の魂が現地に届く気がして。試合直後のハチ公前の雑踏は危なくて近づけないですが、少し人が減ってから余韻にひたっています」
ユニフォーム2着に、はっぴを重ね着した男性はこれから日本代表のユニフォームを買いに行くそうです。

次のクロアチア戦では新たなユニフォームも着込むのでしょうか?

眠気を吹き飛ばす番狂わせに期待

『クロアチア』に『決勝トーナメント進出』…。

次の決戦に向けた言葉がトレンドワードにあがる中、クロアチア戦を6日午前0時に迎える日本。

眠気を吹き飛ばすような“番狂わせ”で歴史を塗り替えて!

ふだんどおりに眠れない多くの人たちがその瞬間を待ちわびています。