日本 決勝トーナメント進出 海外メディア反応 ワールドカップ

サッカーワールドカップカタール大会、グループEの日本は、1次リーグの第3戦でスペインと対戦し2対1で勝って1次リーグ2勝1敗とし、2大会連続の決勝トーナメント進出を決めました。
日本は決勝トーナメントの1回戦でグループFの2位のクロアチアと対戦します。

海外メディアもさまざまな見出しで伝えています。

英公共放送 BBC「ベスト16で侮れない『カムバックキング』日本」

イギリスの公共放送BBCは、オンラインの記事で日本の決勝トーナメント進出を「ベスト16で侮れない『カムバックキング』日本」という見出しで伝えました。

記事では、「次の対戦相手のクロアチアは警戒したほうがいい。なぜなら『青いサムライ』は、カタールの『カムバックキング』として浮上し、その見事な選手交代によってすでに2つの大きな犠牲者を出したからだ」と伝えています。

そのうえでサッカーワールドカップ史上、ハーフタイム時点で負けていたチームが、同じトーナメントで2勝したのは、1938年のブラジル、1970年の西ドイツに次いで3番目だとしています。

スペイン スポーツ紙「ドイツがスペインを救う」

スペインのスポーツ紙「アス」の電子版は、スペインの決勝トーナメント進出を「ドイツがスペインを救う」という見出しで伝えました。

記事では、「スペインは、堂安と田中のゴールで帰国しなければならないところだった。しかし、ドイツがコスタリカに勝利のゴールを決めた。このゴールがスペインが決勝トーナメント進出への決め手となった」と伝えています。

スペイン最大日刊スポーツ紙「日本の知られざる秘密」

スペイン最大の日刊スポーツ紙「マルカ」は、「スペインを丸裸にした日本の知られざる秘密」という見出しの記事で、試合を振り返りながら日本の戦術を分析しています。

このなかでは、堅い守りでスペインの選手にゲームをつくる余裕を与えなかったと規律のある日本の守備陣を高く評価しています。

スペイン 日刊スポーツ紙「悲劇に見舞われたがベスト16決めた」

スペインの日刊スポーツ紙「ムンド・デポルティーボ」は、「悲劇に見舞われたがベスト16を決めた」という見出しでスペインが決勝トーナメントに出場できることに安どしたという記事を掲載しています。

記事では、「日本はとても多才なチームだ。ドイツ戦でみせた絶対的な守備力とコスタリカ戦でみせた大胆な面の両方を森保監督は見せつけた」と日本の戦いぶりをたたえています。

クロアチアの新聞「われわれはスペインを回避した!」

クロアチアの新聞、「ベチェルニ・リスト」は電子版で「信じられない結末のあと、クロアチアの決勝トーナメントの1回戦の相手が決まった。われわれはスペインを回避した!」という見出しで、日本の勝利を伝えました。

記事では、「日本の選手たちは、ドイツ戦でのすばらしい後半を思い起こさせるような勇敢な動きを見せた。しかし、直後にスペインに先制された」としたうえで、「前半、日本は弱かった。ボールに近づくことが難しく、相手のゴールにたどりつくことはさらに難しかったが、ピッチで真の熱狂が生まれるまでに時間はかからなかった」と試合を振り返りました。

そのうえで、「日本の素早い2つのゴールは、それまで落ち着いていたスペインにショックを与えたが、日本は非常によく守っていた」などと伝えています。

イタリア スポーツ紙「信じられない日本 スペインを下し1位」

イタリアのスポーツ紙、「ガゼッタ・デロ・スポルト」は「信じられない日本。スペインを下し1位だ」と日本の勝利を伝えています。

そして、「”勇”という日本の武士道の精神を持つ日本代表はまたしても最大限誇れる結果を手にした。森保一監督の日本代表チームは信じられない偉業を成し遂げた」と紹介しています。

イギリスの新聞「ボールは残り、ドイツは敗退した」

イギリスの新聞「タイムズ」は、日本の2点目につながった三笘薫選手のゴールラインぎりぎりからの折り返しの写真を掲載し「ボールは残り、ドイツは敗退した」との見出しで伝えています。