ドイツ コスタリカに勝利も再び1次リーグ敗退 日本と同組

サッカーワールドカップカタール大会の1次リーグ、日本と同じグループEのコスタリカ対ドイツは、ドイツが4対2で勝ちましたが、勝ち点で並んだグループ2位のスペインに得失点差で及ばず、決勝トーナメント進出はなりませんでした。

これまで1勝1敗のコスタリカと1敗1引き分けのドイツは、ともに決勝トーナメント進出の可能性を残したまま、カタール北部のアルバイトスタジアムで、第3戦に臨みました。

この試合では、フランスのステファニー・フラパールさんが女性の審判員として初めてワールドカップで主審を務めました。

試合はドイツが序盤からボールを支配し、前半10分、クロスボールにセルジュ・ニャブリ選手が頭で合わせて先制ゴールを決めました。
しかし後半に入ってコスタリカにカウンターで反撃され、一時は1対2と逆転されました。
それでもドイツは、後半から途中出場したカイ・ハバーツ選手が連続ゴールを決めて再び逆転し、試合終了間際にはニクラス・フュルクルク選手のゴールで突き放して、4対2で勝ちました。
この結果、ドイツは1勝1敗1引き分けの勝ち点「4」でスペインと並びましたが、得失点差で及ばず、グループ3位となり、4年前のロシア大会に続いて2大会連続で1次リーグ敗退となりました。

コスタリカは、日本に勝った試合が唯一の勝ち点をあげた試合となり、1勝2敗でグループ4位でした。

ドイツ ミュラー「もっと上まで行けると思っていたが」

2大会連続で1次リーグ敗退となったドイツのトーマス・ミュラー選手は「日本がスペインに勝ったことが信じられないほど悔しい。スペインが引き分け、または勝つという現実的なシナリオの中で私たちは自分の仕事をし、十分な結果を出したはずだった。もっと上まで行けると思っていたが、帰らなくてはならない」と話していました。

ドイツ ハバーツ「非常に残念」

コスタリカとの試合で2つのゴールを決めたカイ・ハバーツ選手は「選手として夢みてきた舞台でサポーターをがっかりさせてしまい申し訳ない気持ちだ。ドイツ代表が最近のワールドカップで結果を出せていないことは非常に残念だが、今後に向けて改善し、次回はもっといい大会にしたい」と話していました。