ゴンドラにサケをつるした「とば号」運行始まる 北海道 登別

ロープウエーのゴンドラにサケをつるして、クマ牧場の餌に仕上げる、北海道 登別の冬の風物詩「とば号」の運行が始まりました。

登別市には「のぼりべつクマ牧場」と、温泉街を結ぶ長さ1.2キロのロープウエーがありますが、冬になると「とば号」も運行されます。

「とば号」は貨物用のゴンドラで、そこに20本のサケをつるして冷たい空気にさらしながら乾燥させ、クマの餌となるサケトバに仕上げています。
1日から「とば号」の運行が始まり、観光客が登別の冬の風物詩を楽しんでいました。

ロープウエーで「とば号」とすれ違ったという大阪の70代の女性は「目の前に来た時は本当にびっくりしました。一瞬でしたが楽しく見ました」と話していました。

「のぼりべつクマ牧場」の吉田廣勝さんは「サケがロープウエーにつるしてある珍しさをお客様に楽しんでいただければと思っています。クマにとっては冬のボーナスになっているのかなと思います」と話していました。

「とば号」の運行は来年2月下旬まで続きます。