「日本で危険なのは久保と…」スペイン紙編集長が試合を予想

サッカーワールドカップ。決勝トーナメント進出をかけた強豪スペインとの対戦を前に、スペインの新聞で最大の発行部数を誇る日刊スポーツ紙「マルカ」のガジャルド編集長に試合の展望や注目の選手などについて聞きました。

“スペインはボールの扱いが格段にうまい”

【Q. 日本とスペインの試合をどう予想する?】

日本がドイツに勝ったことは、日本の実力を示すものとして皆の心に刻まれたはずだ。ただ、スペインはボールの扱いが格段にうまいのでスペインが勝つと思う。

スペイン代表は試合運びにも忍耐力があり、コスタリカ戦、ドイツ戦の2試合で、試合ごとに異なる戦い方を知っていることも示せた。

2対0でスペインの勝利と予想する。
【Q.どんな試合展開になるとみるか?】

スペインが強いプレッシャーを受ける可能性もある。日本は忍耐強く、後方で待ち、非常に素早く前に出てきて、チャンスをものにしてきた。

ディフェンダーが強固に守り、フォワードは我慢とスピードで勝負し、貴重なチャンスをものにする。それが日本がとるべき戦い方のカギではないだろうか。

どちらのチームも戦い方は変えないと思う。

スペインだろうが日本だろうが、相手によって戦い方を変えてしまうのは本末転倒だ。自分たちが得意とするサッカーをするのではないか。

“久保建英選手は誰もが知っている”

【Q. 注目している日本の選手は?】

スペインでは誰もが知っている久保建英選手のほか、伊東純也選手、前田大然選手ら、ストライカーはすばらしい。とても速く、巧みでスピードがある。

日本のストライカーの展開の早さとカウンターアタックは非常に危険だ。

日本のディフェンス陣は、体格的にはあまり強くないかもしれないが、戦術はよく練られ、ポジションのとり方も巧みだ。たとえ体力が劣っても組織力で補っている。

わたしは、日本チームでは、久保建英選手、田中碧選手、伊東純也選手、前田大然選手、そして柴崎岳選手が好きだ。

スペインに勝つためのカギは、ディフェンスにおける秩序、試合中の忍耐、攻撃におけるスピード、そしてチャンスを逃さずものにすることだ。

過信は最大の敵だ。

日本がドイツに勝ったからこそ、スペインは油断することなく緊張を保てているのだと思う。もし日本がドイツに勝たなければ、スペインはもっと油断していたかもしれない。

“負けや引き分けは狙わない”

【Q. 一部のメディアが、スペインは決勝トーナメントでブラジルとあたるのを避けるため、1次リーグはあえて2位通過を目指すのではないかという観測がでているが、どう思うか?】

スペインのサッカー選手のDNAには「試合は勝ちに行くもの」という考え方しかない。だから、負けや引き分けを狙うような戦い方はしないだろう。

そうじゃない代表チームを想像できない。
【Q.個人的には日本が2対1で勝つと思っている。】

スペインが勝つと思うよ。

2-0でスペインの勝利だ。

ベストを尽くした方が勝つよ。

(聞き手 ヨーロッパ総局 有馬嘉男記者)