「アジアのノーベル賞」マグサイサイ賞に眼科医の服部匡志さん

アジアの平和や発展に尽くした個人や団体をたたえ、「アジアのノーベル賞」とも呼ばれるマグサイサイ賞の授賞式がフィリピンで行われ、ベトナムで長年、白内障などの手術を無償で行ってきた日本の眼科医、服部匡志さん(58)に賞が贈られました。

フィリピンの財団が主催するマグサイサイ賞は毎年、アジアの平和や発展に尽くした個人や団体に贈られ、「アジアのノーベル賞」とも呼ばれています。

ことし日本からはベトナムで白内障などの手術を無償で行ってきた眼科医で「アジア失明予防の会」代表の服部匡志さんが選ばれ、30日、首都マニラにある財団本部で授賞式が行われました。

服部さんはベトナムで貧しさから白内障などの治療が受けられず失明する人たちを救おうと、私財も投じておよそ20年にわたり手術や治療を無償で行ったり現地の医師を育成したりして、これまでに治療を受けた患者は2万人以上に上るということです。

式典の講演で服部さんは、みずからの活動について「光をもたらすことは患者の人生に生きる希望をもたらすことなのだ」などと述べました。

服部さんは、今後に向けて「ぶれないことが大事だ。これからもできるかぎり活動を続けていきたい。そして若い世代を育成して次の世代の橋渡しをしていきたい」と意気込みを語りました。