宮内庁職員ら10人以上がコロナ感染 宮中祭祀の新嘗祭に携わる

皇居で行われた宮中祭祀の新嘗祭(にいなめさい)に携わった宮内庁の職員など、10人以上が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。
宮内庁は、12月1日に行う別の宮中祭祀について、天皇陛下の拝礼を取りやめることにしました。

宮内庁によりますと、感染が確認されたのは、宮内庁の職員5人と、皇室が私的に雇用している職員8人の合わせて13人で、いずれも11月23日から24日にかけて皇居で行われた新嘗祭に携わっていました。

いずれも軽症か無症状だということです。

新嘗祭は、毎年の宮中祭祀で最も重要とされていて、この日、天皇陛下と秋篠宮さまが臨まれましたが、感染した職員らとの接触はなかったということです。

宮内庁は感染拡大防止のため、12月1日に行う宮中祭祀「旬祭」について、天皇陛下の拝礼を取りやめ、代理の職員が拝礼する形式に変更することにしました。