和歌山の養鶏場で鳥インフルエンザ ニワトリ約4万6000羽処分へ

和歌山市の養鶏場で29日、複数のニワトリが死んでいるのが見つかり、遺伝子検査を行った結果、鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
これを受けて、和歌山県はこの養鶏場で飼育されているニワトリおよそ4万6000羽を処分することを決めました。

和歌山県によりますと、29日午前、和歌山市の養鶏場でニワトリ9羽が死んでいるのを施設の職員が見つけました。

県が詳しい遺伝子検査を行ったところ、30日朝「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。

これを受けて、県は30日午前9時から対策本部会議を開き、この養鶏場で飼育されているニワトリおよそ4万6000羽の処分を決めました。

ニワトリの処分と施設の消毒作業は、12月4日までに完了する予定です。

また和歌山県は、施設を中心に半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内を外の地域への出荷を禁止する「搬出制限区域」にしました。

「搬出制限区域」には養鶏場が3か所あり、およそ3000羽のニワトリが飼育されているということです。

和歌山県内で鳥インフルエンザの発生が確認されたのは、白浜町のテーマパーク、アドベンチャーワールドに続いて、今シーズン2例目になります。