10月の全国の完全失業率2.6% 9月と変わらず
先月の全国の完全失業率は2.6%で、前の月と変わらず横ばいでした。
コロナ禍で落ち込んでいた宿泊業や飲食業などの就業者数は増加が続いていますが、総務省は、感染が再び拡大傾向にあることから、雇用情勢を注視したいとしています。
総務省によりますと、先月の就業者数は6755万人で、前の年の同じ月と比べて50万人増え、3か月連続の増加となりました。
一方、完全失業者数は178万人で、6万人減り、16か月連続の減少となりました。
この結果、季節による変動要因を除いた全国の完全失業率は2.6%で、前の月と変わらず、横ばいでした。
業種別の就業者数は「宿泊業・飲食サービス業」が390万人と前の年の同じ月と比べて22万人増えたほか、「医療・福祉」が21万人、「情報通信業」が20万人それぞれ増え、増加が続いています。
総務省は「10月は新型コロナの感染状況が落ち着き、社会経済活動の正常化が進んだ。一方、再び感染が拡大傾向にあり、雇用情勢を注視していきたい」としています。