ホンダ 中国 武漢工場が稼働停止 感染拡大に伴う外出制限で

ホンダは、新型コロナの感染拡大に伴う外出制限の影響で、中国にある武漢の工場で28日の稼働を停止しました。制限がいつ緩和されるか不透明なため、29日以降の操業については、未定だとしています。

ホンダによりますと、中国湖北省の武漢の工場では、SUV=多目的スポーツ車など主力車種を生産していますが、28日、工場の稼働を停止したということです。

新型コロナの感染拡大に伴う外出制限の影響で、工場の周辺が封鎖され、従業員が出社できなくなったことが要因です。

制限がいつ緩和されるか不透明なため、29日以降の稼働については未定だとしています。

また、芝刈り機向けのエンジンなどを生産している重慶の工場は、外出制限の影響で今月25日まで稼働を停止する予定でしたが、停止期間を来月2日まで延長しました。

このほかヤマハ発動機も、外出制限の影響で、オートバイを生産している重慶の工場の稼働を一部、停止しているということです。

新型コロナの感染拡大が続く中国では、「ゼロコロナ」政策のもと行動制限などを伴う厳しい対策がとられていて、現地に拠点を持つ日本企業の生産にも影響が広がり始めています。