この中で、プーチン大統領は、硬い表情の母親たちを前に、「みなさんの痛みを分かちあっている。あらゆる支援をしていく」と述べました。
母親の1人からは、前線で戦っている息子に暖かい服などを支給してほしいといった要望が出て、プーチン大統領は「私は毎日、国防省に指示している」と述べ、対応していると強調しました。
プーチン大統領 戦地派遣の兵士の母親と面会 寄り添う姿勢強調
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアのプーチン大統領は戦地に派遣されたロシア兵の母親たちと面会しました。
ロシア軍の兵士に多くの死傷者が出るなど、深刻な実態も伝えられる中、プーチン大統領としては、兵士や家族に寄り添う姿勢を強調し国民に理解を求める狙いがあるとみられます。
プーチン大統領は、27日のロシアの「母の日」を前にした25日、ウクライナへの軍事侵攻で戦地に派遣された兵士の母親たちと面会し、その様子が国営テレビで公開されました。
ウクライナへの軍事侵攻をめぐり、プーチン政権はことし9月に予備役の動員に踏み切りましたが、公表されているよりもロシア兵に多くの死傷者が出るなど深刻な実態も伝えられ、ロシア国内では不安や反発の声が広がっています。
プーチン大統領としては、兵士や家族に寄り添う姿勢を強調し、国民に理解を求めるねらいがあるとみられます。
一方、ロシアの独立系メディアは、今回招待された母親たちにはプーチン大統領の支持者が目立つとして、国民の不満をそらすための演出だという見方も出ています。
プーチン大統領としては、兵士や家族に寄り添う姿勢を強調し、国民に理解を求めるねらいがあるとみられます。
一方、ロシアの独立系メディアは、今回招待された母親たちにはプーチン大統領の支持者が目立つとして、国民の不満をそらすための演出だという見方も出ています。