外食チェーン10月売り上げ 初めてコロナ禍前を上回る

日本フードサービス協会は、全国の主な外食チェーンの先月の売り上げが新型コロナの感染が拡大する前の2019年の同じ月より5.5%増加し、初めてコロナ禍前を上回ったと発表しました。

業態別ではファストフードが18%の増加で全体の伸びをけん引しましたが、パブ・居酒屋は企業の宴会需要などの戻りが鈍く、36.6%の減少となっていて、依然コロナ前の水準には届いていません。

また、全国の主な外食チェーンの先月の売り上げを、前の年の同じ月と比べると14.8%の増加で11か月連続のプラスでした。

日本フードサービス協会は「政府の観光需要の喚起策、『全国旅行支援』などで客数が伸びたほか、メニューの値上げも全体として売り上げの増加につながった。ただ、コスト高で利益が減っている店も多く、経営環境は厳しい状況が続いている」としています。