去年の政党など収入総額996億円 コロナ禍で減少も 支出は増加

去年1年分の政党や政治団体の収入総額は996億円と、コロナ禍で政治資金パーティーを控えたことなどから前の年より41億円減ったことが総務省のまとめで分かりました。一方、支出総額は1047億円と、衆議院選挙があったことから141億円増えました。

総務省は、政党や活動範囲が複数の都道府県にまたがる政治団体が提出した去年1年分の「政治資金収支報告書」を取りまとめ、25日公開しました。

それによりますと、提出があった2923団体の収入の総額は996億円で、前の年より41億円、率にして3.9%減りました。

内訳は、
▽政治資金パーティーや機関紙の発行などの「事業収入」が325億円、
▽国からの「政党交付金」が318億円、
▽個人献金や企業・団体献金などの「寄付」が165億円などとなっています。

このうち、政治資金パーティーを開催した団体は278団体と、コロナの感染拡大でパーティーが減ったおととしよりさらに18団体少なく、収入総額も3億円減りました。

総務省は「去年は1年間にわたって新型コロナの影響が続き、パーティーの開催を控えたり縮小したりした団体がさらに多くなったのではないか」としています。

一方、支出の総額は1047億円で、去年10月に衆議院選挙があったことから大規模な国政選挙がなかった前の年よりも141億円、率にして15.6%増えました。

内訳は、
▽公認推薦料などの「選挙関係費」が81億円と前の年の7倍以上に増えたほか、
▽集会の開催経費などの「組織活動費」が66億円、
▽ポスターやパンフレットの作成といった「宣伝費」が29億円と、
いずれも前の年より増えています。

また、政党本部の収入は、多い順に
▽自民党が243億5000万円で、前の年より2億7000万円増えました。
▽次いで、共産党が195億9000万円で、7億円減りました。政党交付金は受け取っておらず、収入の9割近くを機関紙の発行などの「事業収入」が占めています。
▽公明党は118億3000万円で、3億7000万円減りました。収入のおよそ6割が機関紙の発行などの「事業収入」となっています。
▽立憲民主党は84億4000万円で、13億7000万円増えました。
▽国民民主党は24億8000万円で、9億6000万円増えました。
▽日本維新の会は24億2000万円で、1億1000万円増えました。
▽現在は「NHK党」に党名を変更している「NHK受信料を支払わない国民を守る党」が13億1000万円で、9億9000万円増えました。
▽社民党が5億5000万円で、2億2000万円減りました。
▽れいわ新選組が5億2000万円で、7000万円増えました。

※四捨五入は、
▼全体は1000万の位、
▼政党本部は100万の位。