ワールドカップ 日本 コスタリカ戦に向け調整 “次で決める”

サッカーのワールドカップカタール大会で日本代表が24日、第2戦のコスタリカ戦に向けて調整を開始し、左足のけがの影響もあって初戦のドイツ戦を欠場したボランチの守田英正選手は「いつでも出られる準備はできている。結果にこだわって勝ちに行く」と意気込みを話しました。

サッカーの日本代表は23日、ワールドカップカタール大会の1次リーグ初戦で優勝4回の強豪、ドイツに対し、後半に2点を取って逆転し、歴史的な勝利を収めました。

試合から一夜明けた24日、日本の選手たちはドーハにあるトレーニング施設で27日のコスタリカ戦に向けて調整を開始しました。

キャプテンの吉田麻也選手や勝ち越しゴールを挙げた浅野拓磨選手など、ドイツ戦で出場時間が長かった選手11人はランニングなどボールを使わない軽いメニューでコンディションを整えました。

一方、ドイツ戦では出場機会がなかったり、出場時間が短かったりした選手は実戦形式の練習も交えて強度の高いトレーニングをこなしました。

ドイツ戦欠場の守田「準備はできている」

左足のけがの影響もあってドイツ戦を欠場したボランチの守田英正選手は5人ずつに分かれて行ったミニゲームで持ち味の足元の技術を生かしてボールキープしたり、巧みなドリブルやシュートを見せたりして順調な回復ぶりをアピールしていました。

守田選手は「日に日にコンディションはよくなっていていつでも出られる準備はできている。ボールを保持して試合を進めていくことが必要だと思っていてそこは僕の一つの特長でもあるので注目してほしい。内容以上に結果が求められる。結果にこだわって勝ちに行く」と話していました。

また、ディフェンダーの酒井宏樹選手が左の太もも裏に違和感を訴えて病院で検査を受けたほか、同じくディフェンダーの冨安健洋選手も右の太もも裏に違和感があり、ホテルで静養したため2人ともこの日の練習には参加しませんでした。

日本は27日に1次リーグ第2戦で世界ランキング31位のコスタリカと対戦します。

堂安「次の試合で決めるという気持ちで戦う」

23日のドイツ戦で同点ゴールを決めた堂安律選手は「ドイツ戦のゴールは反響も大きくて200件くらいの連絡をもらった。日本がとても盛り上がっていると聞いているのでうれしいがもう大喜びはしたので今は次のコスタリカ戦だけを考えている」と話しました。

そのうえでコスタリカ戦へ向けては「大会前からコスタリカ戦は必ず勝ち点3をとらないといけない試合だと話をしてきた。ドイツ戦で勝ち点3を取れたからといって余裕な気持ちでいるとだめだと思うので、次の試合で決めるという気持ちで戦って最終戦を楽に迎えたい」と意気込んでいました。

長友「とてもいい雰囲気」

ベテランの長友佑都選手はドイツとの試合を振り返って「あんな興奮はなかなか味わったことがなかったので、かなり興奮して全く寝られなかった。勝ったことで士気が高まっているが緊張感は常に持ちながら一人一人やれていてとてもいい雰囲気だ」と話しました。

次のコスタリカとの試合に向けては「まずはコンディションを整えることが大事になってくるので、しっかりと休養をしてコンディションを整えたい。前回のように魂を込めて戦うというところと試合の中では冷静に戦えるようにメンタル面も準備していきたい」と話していました。

コスタリカ代表 「ドーハの悲劇」が起きた会場で練習

一方、コスタリカ代表も24日、ドーハ市内で練習を行いました。

世界ランキング31位のコスタリカは23日の1次リーグ初戦で、スペインに0対7で完敗し、24日、ドーハ市内で行われた練習は報道陣に冒頭の30分ほどが公開されました。

最初に選手や監督などが円陣を組んでミーティングを行ったあと、守備の要のゴールキーパー、ケイロル・ナバス選手や10番を背負う37歳のブライアン・ルイス選手などがパス回しの練習をこなしていました。

選手たちは笑顔で大きな声を出し、大差で敗れた初戦から気持ちを切り替えているようでした。

ディフェンダーのケンダル・ワストン選手は「ここに来たのは、スペイン戦のように悪いプレーをするためではない。まだ2試合残っているので日本の試合ではもっといいプレーをしたい」と話していました。

コスタリカ代表が練習する施設は日本代表が1993年のワールドカップアジア最終予選であと一歩のところで初出場を逃したいわゆる「ドーハの悲劇」が起きた会場です。

その試合を現役時代に経験した森保一監督は今大会に臨むにあたって、「『ドーハの悲劇』を『ドーハの歓喜』に変えられるようにしたい」と話していました。

海外メディアも数多く日本の取材に訪れる

日本の歴史的な勝利から一夜明けた24日の練習には国内のメディアだけでなく海外メディアも数多く取材に訪れるなど注目が高まっていることを感じさせました。

取材に訪れたのは日本が次の試合で戦うコスタリカのテレビ局や同じグループのスペイン、そしてイングランドなどのメディアでその数は確認できただけでも10社以上に上りました。

このうちコスタリカのテレビ局の男性リポーターは「ドイツという強豪国に勝った日本にはたくさんのいい選手がいる。逆にスペインに負けて落ち込んでいるコスタリカにとってはとても難しい試合になるだろう」と話していました。

一方、イングランドのデータ分析会社のメディア部門で働く女性は「ドイツとの試合を見て驚き、ぜひ選手に話を聞きたいと思ってここに来ました。練習を見てもすばらしい選手がそろっていてドイツに勝つに値するチームだと感じました」と話していました。