NYで感謝祭のパレード マスク着用など新型コロナの規制なし

アメリカ ニューヨークでは24日、感謝祭のパレードが行われ、去年はパレードの参加者に求められていたマスク着用など新型コロナに関する規制がなくなり、大勢の見物客でにぎわいました。

感謝祭は、17世紀にアメリカに入植した人たちが先住民とともに豊作を祝ったことに由来する祝日で、24日、マンハッタンで恒例のパレードが行われました。

おととしは新型コロナウイルスの感染拡大で中止となり、去年はパレードの参加者にマスク着用を求めるなどの規制がありましたが、ことしはそうした規制がなくなり、サッカーのワールドカップ、カタール大会に合わせてアメリカ代表選手をかたどった 巨大な風船などが掲げられ、街なかを4キロほど練り歩きました。
沿道に集まった大勢の見物客は風船などが通るたびに手を振ったり歓声をあげたりして楽しんでいました。

友人と一緒に初めてパレードを見に来た女子高校生は「朝早く起きなくてはいけませんでしたが、それだけの価値がありました。こうしてみんなが戻ってきて一緒にみられるのはすばらしいことだと思います」と話していました。

アメリカでは感謝祭を迎え本格的なホリデーシーズンが始まり、旅行や大勢での会食の機会が増えることから、アメリカCDC=疾病対策センターなどは新型コロナとインフルエンザの同時流行を警戒して両方のワクチン接種を呼びかけています。