“国内最古 恐竜の卵の殻の化石は新種” 筑波大など 発表

1億3000万年前の岐阜県の地層から見つかっていた国内で最も古い恐竜の卵の殻の化石は、新種だと筑波大学などの研究グループが発表しました。

新種とわかった化石は、岐阜県高山市の1億3000万年前の地層で、1999年と2009年に見つかっていた恐竜の卵の殻です。

筑波大学生命環境系の田中康平助教と岐阜県博物館などの研究グループが詳しく調べた結果、ティラノサウルスと同じ「獣脚類」と呼ばれる種類の中で鳥類のグループに近いトロオドン科に属する恐竜の卵の殻に似ているものの、網目状の模様がトロオドン科のほかの卵には見られないことから、新種だとわかったということです。

新種の卵の殻の化石は、発見者の大倉正敏さんの名前にちなんで「ラモプリズマトウーリトゥス・オオクライ」と命名されました。

卵の殻の化石としては国内で最も古いことがわかっていて、筑波大学は恐竜の分布を知る上で重要な発見だとしています。
田中助教の指導を受けて中心となって研究した筑波大学大学院の植松里菜さんは、「世界の人たちに知ってもらえる機会になればうれしいです。今後もさまざまな化石の研究に取り組みたいです」と話しています。