ワールドカップ 優勝候補ベルギー カナダに競り勝つ

サッカーワールドカップカタール大会の1次リーグ、グループFのベルギー対カナダは、ベルギーが1対0で勝って勝ち点3をあげました。

3大会連続14回目の出場で世界ランキング2位のベルギーは、前回のロシア大会で決勝トーナメント1回戦で日本に勝利し、過去最高の3位に入っています。

23日、ドーハ郊外のアルラヤンにあるアハマド・ビン・アリスタジアムで行われた1次リーグの初戦で、9大会ぶり2回目の出場で世界41位のカナダと対戦しました。

ベルギーは、序盤からワールドカップ初勝利を目指すカナダの勢いに押され、前半8分、ゴール前で相手のシュートがヤニック・カラスコ選手の手に当たり、ハンドの判定となってペナルティーキックを与えました。
このピンチでゴールキーパーのティボー・クルトワ選手がシュートコースを読みきり好セーブで得点を許しませんでした。
ベルギーはその後も苦しい展開が続きましたが、前半終了間際、相手の守りの裏を狙ったロングパスをミシー・バチュアイ選手が直接蹴り込んで先制ゴールを決めました。

後半もカナダに攻められる場面が多かったものの、ベルギーは守護神クルトワ選手を中心とした堅い守りで得点を許さず、カナダに1対0で勝ち勝ち点3をあげました。

一方、カナダは再三ベルギーのゴール前に迫り、20本以上のシュートを打ちましたが、決定的な場面でゴールを決められず敗れました。

デブルイネ「ゴールキーパーがチーム救った」

ベルギーの中心選手で司令塔のケビン・デブルイネ選手は、ペナルティーキックを止めるなどチームの危機を何度も救ったゴールキーパーのクルトワ選手のプレーについて「前半、チームの出来がよくなかった中で彼はとても重要な役割を果たしてくれた。彼が非常に重要な場面でチームを救ってくれたと思う」とたたえました。

また、ロベルト・マルティネス監督は「非常に難しい試合だった。カナダは私たちがしたかったプレーをやっていた。試合運びがはやく、何度も直接ゴールを狙ってきた。自分たちは粘りと経験の差で勝ったのだと思う。きょうの勝利は、いいプレーをしたときよりも重要な勝利だ」と胸をなでおろしていました。

山下良美さん 第4審判 務める

この試合では今大会、女性の審判員として選ばれた日本の山下良美さんが主審の判定の支援などをする第4審判を務めました。

山下さんは選手交代の際に背番号が記された表示板を掲げたり、会場にアディショナルタイムを知らせたりして、第4審判としての役割を果たしました。

FIFA=国際サッカー連盟によりますと、今大会は主審候補の審判員として、日本の山下さんを含む3人の女性が初めて選ばれています。