ウクライナ外相「攻撃続けるロシア 交渉の用意がない」

ウクライナのクレバ外相はNHKの単独インタビューに応じ、「ミサイル攻撃を続けるロシアに交渉の用意がないのは明らかだ」と述べ、ロシアと停戦交渉が再開できるような状況ではないと強調しました。

ウクライナでは23日もロシア軍による激しいミサイル攻撃があり、空襲警報が出る中、インタビューは、首都キーウにある外務省の建物の地下シェルターで行われました。

この中で、クレバ外相は、ロシアとの停戦交渉の再開をめぐる見通しについて、「このインタビューの直前にもロシアはおよそ70発のミサイルを撃ち、ウクライナ全土で停電と断水が起きている状況だ。ロシアに交渉の用意がないことは明らかだ。ウクライナは国土と国民の防衛を続けていく」と述べ、停戦交渉が再開できる状況ではないと強調しました。
一方、今月15日に隣国のポーランドに着弾したミサイルについて、「調査によって仮に、ウクライナの迎撃ミサイルだったと結論づけられたら、問題なく受け入れる。ポーランドやヨーロッパの国々はウクライナがより強大な敵と戦っていることを理解していて、我々の関係に影響しない」と述べました。

また、国連総会やG20=主要20か国の首脳会議でも、ロシア非難に加わらない途上国や新興国があることについて「多くのアジアやアフリカの国が中立を保っているとしているが、ロシアの行動を許せば国際法は存在しなくなる」と述べ、各国に粘り強く働きかける考えを示しました。
さらにクレバ外相は、日本が、来年、G7=主要7か国の議長国を務めることについて、「ロシアに対する制裁の強化などを日本が主導することに期待したい」と述べるとともに、ウクライナの人たちが冬を越すために必要な発電機などの支援を日本政府が決めたことに感謝しました。