ロシア主導の軍事同盟会議にプーチン大統領が出席 連携を強調

ロシアが主導する軍事同盟のCSTO=集団安全保障条約機構の首脳会議が23日、議長国をつとめるアルメニアの首都エレバンで開かれました。

会議には、ロシアのプーチン大統領も出席し「われわれは、大祖国戦争に勝利したという共通の歴史を持ち、真に結束している」と述べ、加盟国である旧ソビエト諸国の連携を強調しました。

アルメニアでは、対立するアゼルバイジャンとの国境でことし9月に武力衝突が起きて、あわせて200人以上が死亡したと伝えられ、プーチン大統領は、先月双方の首脳と会談して仲介するなど存在感を示そうとしました。

ロシアがウクライナ侵攻を続けるなか、軍事同盟に加盟する一部の国が距離を置くいわゆる「ロシア離れ」の動きも指摘されています。プーチン大統領としては、各国の首脳が集まる会議で、勢力圏とみなす国々の引き締めを図りたい思惑があるとみられます。

カザフスタン大統領「和平を模索する時」

また、会議では加盟国のカザフスタンのトカエフ大統領が、ウクライナ情勢について「和平を集団的に模索する時が来たと思う。どんな戦争でも、和平交渉で終わる。少なくとも休戦を実現するために、どんな小さな機会も使う必要がある」とロシアのプーチン大統領がいる前で交渉による解決を目指すべきだと訴えました。

トカエフ大統領は、ことし6月にもプーチン大統領を前に、ウクライナ東部ドンバス地域の2州の親ロシア派による独立宣言を認めないと発言するなどロシアとは一線を画す姿勢を示しています。