日中実務者協議 防衛当局 ホットライン運用に向け調整で一致

海洋問題をめぐる日中両政府の実務者協議がオンライン形式で行われ、自衛隊と中国軍の偶発的な衝突を防ぐため、防衛当局どうしが直接連絡を取り合うホットラインの早期の運用開始などに向けて具体的な調整を進めていくことで一致しました。

去年12月以来となる協議は、先の日中首脳会談であらゆるレベルで緊密に意思疎通を行うことで一致したことなどを受けて行われました。

この中で日本側は沖縄県の尖閣諸島周辺で中国の公船が領海侵入を繰り返していることを直ちにやめるよう強く求めるとともに、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調しました。

また、ことし8月に中国が日本のEEZ=排他的経済水域を含む日本の近海に弾道ミサイルを発射したことなど、日本周辺の軍事的活動に深刻な懸念を伝えました。

そして協議では、自衛隊と中国軍の偶発的な衝突を防ぐため、防衛当局どうしが直接連絡を取り合うホットラインの早期の運用開始や外務・防衛当局の高官による「日中安保対話」などについて具体的に調整を進めることで一致しました。

さらに密輸や麻薬など犯罪の取締りや海洋プラスチックごみ問題への対応などで協力することでも一致しました。