大相撲九州場所10日目、1敗で並んでいる関脇の豊昇龍と平幕の王鵬はそろって勝ちました。
中入り後の勝敗です。
▽東龍に琴恵光は東龍が「押し出し」。
▽一山本に阿武咲は阿武咲が「押し出し」。
▽琴勝峰に平戸海は平戸海が「突き落とし」。
▽王鵬に碧山は王鵬が「寄り切り」。
王鵬は、2本差して体の大きな碧山を土俵の外まで運び、1敗を守りました。
▽隠岐の海に隆の勝は隠岐の海が「引き落とし」。
▽千代翔馬に宝富士は千代翔馬が「下手出し投げ」。
▽栃ノ心に照強は栃ノ心が「寄り切り」。
▽熱海富士に遠藤は遠藤が「寄り切り」で勝ちました。
▽妙義龍に輝は輝が「引き落とし」。
▽竜電に阿炎は竜電が「送り出し」。
▽錦木に宇良は宇良が「上手出し投げ」。
▽北勝富士に明生は明生が「引っ掛け」。
▽逸ノ城に錦富士は錦富士が「押し出し」。
錦富士は勝ち越し、逸ノ城は負け越しです。
▽若元春に玉鷲は玉鷲が「押し出し」。
▽大栄翔に琴ノ若は行司軍配差し違えで琴ノ若が「突き落とし」。
▽高安に翔猿は高安が「はたき込み」。
高安は勝ち越しです。
▽御嶽海に翠富士は翠富士が「寄り切り」で勝ちました。
御嶽海は6敗目となり、ひと場所での大関復帰は果たせませんでした。
▽佐田の海に若隆景は若隆景が「押し出し」。
▽霧馬山に大関 貴景勝は貴景勝が「押し出し」。
▽大関 正代に豊昇龍は豊昇龍が「寄り倒し」で勝って1敗を守りました。
角番の正代は6敗目です。
九州場所は、10日目を終わって1敗で豊昇龍と王鵬の2人が並び、2敗で高安と錦富士が追う展開です。
大相撲九州場所10日目 関脇 御嶽海6敗目 来場所大関復帰ならず
大相撲九州場所は10日目。
関脇の御嶽海が、平幕の翠富士に敗れて4勝6敗となり、今場所10勝以上を挙げての大関復帰はなくなりました。
御嶽海は、ことし1月の初場所で優勝して大関に昇進しましたが、角番で迎えた先場所、4勝11敗と大きく負け越し、今場所は関脇に陥落していました。
御嶽海は、今場所10勝以上を挙げれば来場所は大関に復帰でき、序盤戦は4勝1敗と順調に白星を重ねましたが、6日目から連敗が続いて10日目の22日、翠富士に寄り切りで敗れて6敗目を喫しました。
これで今場所は10勝に届かないことが確定し、ひと場所での大関復帰はなりませんでした。
関脇の豊昇龍と平幕の王鵬 1敗守る
平戸海は琴勝峰に押し込まれましたが土俵際で突き落として、勝ち越しまであと1勝とし「当たり負けしないようにと思っていたが、硬くなって中途半端に当たってしまった。とりあえずあと一番、集中して頑張る」と気を引き締めました。
王鵬は同じ押し相撲の碧山と組み合う展開になりましたが、落ち着いて寄り切り、幕内では自身初となる9勝目を挙げました。王鵬は「ほとんど内容は覚えていなくて、体が勝手に動いてくれた。衝撃は強かった。でも体がすごく動いているのでいいと思う」と振り返りました。そして「いつも後半5日間悪いので、いい相撲を取る」と意気込んでいました。
明生は4連勝で6勝目を挙げ、23日からの終盤戦に向けて「きょうみたいに我慢するところは我慢して、自分の相撲を信じて土俵に上がりたい」と話しました。
錦富士は幕内最重量の逸ノ城を押し出して勝ち、新入幕から3場所連続で勝ち越しました。錦富士は「重い相手なので、当たり負けないこと、しっかり足を出すこと、それだけを意識した。前に出ようという気持ちで相撲を取っているので結果的にそれが勝ちにつながっていると思う」と振り返りました。部屋付きの元関脇・安美錦の安治川親方と毎朝、その日の対戦相手の作戦を練っていることが好調の要因だとした上できょうは「差すならしっかり差す、前に出るなら出ると、メリハリ持ってやらないと、投げとかあるしがっぷり胸を合わせられると厳しいということで、常に動き続けろと言ってもらった。狙った立ち合いができて、そのまま勝負に出られてよかった。変わることなく攻める相撲をしっかり取っていきたい」と話していました。また、サッカーのワールドカップカタール大会で23日、ドイツとの初戦を迎える日本代表の相馬勇紀選手と親交があるということで「テレビからしか応援できないけど、応援しているから頑張ってねと言わせてもらった。今は場所中なので自分のことが第1優先だが、帰ったらサッカーをしっかり応援したい」と話していました。
高安は小結・翔猿に勝って勝ち越しを決め「しっかり立ち合い当たれて、そのあとの流れがよかった。次はふた桁に向けてしっかり集中していきたい」と気を引き締めました。
翠富士は関脇・御嶽海に初めて勝ち「中に入れたので、じっくり。うれしい」と振り返りました。また、同じ部屋の錦富士が2敗を守り「優勝を争っている人を倒したい。優勝してもらって、いっぱいおごってもらいたい。とりあえず勝ち越して、援護射撃したい」と気合い十分でした。
6勝目を挙げた関脇・若隆景は「しっかり自分の相撲を取りきることを意識してやっていきたい」といつもどおり淡々と話しました。
きのう3敗目を喫した大関・貴景勝は連敗はせず「きょうはきょうなんでそれだけ考えてやった。またあしたから頑張る」とこちらも淡々としていました。
関脇・豊昇龍は大関・正代に勝って1敗を守りました。豊昇龍は「自分から攻めたい気持ちがあったのでよかったと思う」と振り返りました。1敗でトップに並ぶプレッシャーや緊張感については「あるけど、しっかり集中できているので最後まで頑張る」と集中していました。
王鵬は同じ押し相撲の碧山と組み合う展開になりましたが、落ち着いて寄り切り、幕内では自身初となる9勝目を挙げました。王鵬は「ほとんど内容は覚えていなくて、体が勝手に動いてくれた。衝撃は強かった。でも体がすごく動いているのでいいと思う」と振り返りました。そして「いつも後半5日間悪いので、いい相撲を取る」と意気込んでいました。
明生は4連勝で6勝目を挙げ、23日からの終盤戦に向けて「きょうみたいに我慢するところは我慢して、自分の相撲を信じて土俵に上がりたい」と話しました。
錦富士は幕内最重量の逸ノ城を押し出して勝ち、新入幕から3場所連続で勝ち越しました。錦富士は「重い相手なので、当たり負けないこと、しっかり足を出すこと、それだけを意識した。前に出ようという気持ちで相撲を取っているので結果的にそれが勝ちにつながっていると思う」と振り返りました。部屋付きの元関脇・安美錦の安治川親方と毎朝、その日の対戦相手の作戦を練っていることが好調の要因だとした上できょうは「差すならしっかり差す、前に出るなら出ると、メリハリ持ってやらないと、投げとかあるしがっぷり胸を合わせられると厳しいということで、常に動き続けろと言ってもらった。狙った立ち合いができて、そのまま勝負に出られてよかった。変わることなく攻める相撲をしっかり取っていきたい」と話していました。また、サッカーのワールドカップカタール大会で23日、ドイツとの初戦を迎える日本代表の相馬勇紀選手と親交があるということで「テレビからしか応援できないけど、応援しているから頑張ってねと言わせてもらった。今は場所中なので自分のことが第1優先だが、帰ったらサッカーをしっかり応援したい」と話していました。
高安は小結・翔猿に勝って勝ち越しを決め「しっかり立ち合い当たれて、そのあとの流れがよかった。次はふた桁に向けてしっかり集中していきたい」と気を引き締めました。
翠富士は関脇・御嶽海に初めて勝ち「中に入れたので、じっくり。うれしい」と振り返りました。また、同じ部屋の錦富士が2敗を守り「優勝を争っている人を倒したい。優勝してもらって、いっぱいおごってもらいたい。とりあえず勝ち越して、援護射撃したい」と気合い十分でした。
6勝目を挙げた関脇・若隆景は「しっかり自分の相撲を取りきることを意識してやっていきたい」といつもどおり淡々と話しました。
きのう3敗目を喫した大関・貴景勝は連敗はせず「きょうはきょうなんでそれだけ考えてやった。またあしたから頑張る」とこちらも淡々としていました。
関脇・豊昇龍は大関・正代に勝って1敗を守りました。豊昇龍は「自分から攻めたい気持ちがあったのでよかったと思う」と振り返りました。1敗でトップに並ぶプレッシャーや緊張感については「あるけど、しっかり集中できているので最後まで頑張る」と集中していました。