「赤ちゃんポスト」設置目指す医療法人が都知事に要望書

親が育てられない子どもを匿名で預かるいわゆる「赤ちゃんポスト」の設置を目指している都内の医療法人が小池知事と面会し、取り組みへの理解と協力を求めました。

都庁で小池知事に面会したのは、都内で小児科と皮膚科などがある医療法人社団「モルゲンロート」の小暮裕之理事長です。

この医療法人は、2年後の秋に江東区内に産婦人科を新たに開設し、この施設にいわゆる「赤ちゃんポスト」を設置したいとしています。

面会では、望まない妊娠をした女性たちを社会全体で支えていく必要があるとして、赤ちゃんポストを設置した際には都にも相談の受け付け体制を設けることなどを求める要望書を提出しました。

この医療法人は、妊婦が医療機関だけに名前や連絡先などを明かして出産する「内密出産」にも取り組む意向で、赤ちゃんポストの設置も含めて今後、江東区に理解を求めるほか施設の契約などの手続きを進めていくということです。

要望のあと医療法人の小暮理事長は「生まれてまもない子どもが死亡するのを防ぎたい。賛否ある取り組みだと認識しているが、官民連携して進めていきたい」と話していました。

これについて、都は「児童相談所など関係機関との連携については要点を整理していく必要がある」としています。