韓国 ユン大統領 毎朝のぶら下がり取材中断 メディア側反発

韓国大統領府は、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が取材で行った発言内容をめぐって一部の記者と秘書官が口論になるなどメディアとの関係が悪化する中、原則毎朝続けてきた大統領のぶら下がり取材を中断すると発表し、双方の間であつれきが生じています。

韓国のユン・ソンニョル大統領は、ことし9月にニューヨークを訪れた際にアメリカ議会の議員を指して暴言を吐いたなどと地元テレビ局のMBCが最初に報じ、今月の東南アジア歴訪ではMBCの記者を政府専用機に搭乗させない措置をとりました。

さらに、今月18日にはユン大統領がこのMBCの報道を「フェイクニュースだ」と述べ、取材後に記者と秘書官が口論する事態となりました。

韓国大統領府と一部のメディアとの関係が悪化する中、大統領府は就任して以降、原則毎朝続けてきたユン大統領によるぶら下がり取材を中断すると発表し、これまでの経緯を受けた対応とみられます。

記者たちで構成する「韓国記者協会」は、21日に発表した声明で「政府を批判するメディアへの攻撃と映るだけではなく、メディアを手なずけようとする意図が見受けられる」などと反発しています。

ユン政権は、ソウルの繁華街イテウォン(梨泰院)で起きた群集事故への政府の対応などをめぐるメディアの伝え方にも神経をとがらせていて、政権とメディア側との間であつれきが生じています。