ツイッター マスク氏買収後5000人規模の人員削減か 米メディア

アメリカの起業家、イーロン・マスク氏による買収後、社員の大量解雇を進めているソーシャルメディア大手ツイッターについて、アメリカのメディアは21日、これまでに5000人規模の人員削減が行われたと報じました。

これは、アメリカのブルームバーグが21日、関係者の話として伝えたものです。

ツイッターのイーロン・マスクCEOは今月16日、解雇されていない社員に対し、今後、長時間猛烈に働くことを選ぶか、それとも会社を辞めるか、選択を迫っていました。

マスクCEOは、これを「最後通告」としていましたが、ツイッターは20日夜遅く、営業部門で追加の人員削減に踏み切ったということです。

解雇される社員には通知が電子メールで送られ、「さらなる精査を行った結果、組織にとって今後必要のない仕事を特定した。きょうがあなたにとってこの会社で働く最後の日だ」などと書かれていたとされています。

この結果、マスク氏による買収後、これまでに解雇や退職によって削減された社員は、全体の6割以上にあたる5000人規模に上ると伝えられています。
新たな解雇の通知から一夜明けた21日の朝、サンフランシスコにあるツイッター本社に入っていく人の姿はまばらでした。

出勤前、取材に応じた男性社員は、多くの社員が解雇されていることについて、「自分はやるべき仕事をするだけだ。この状況で会社に残ることを選んだ自分は変わり者かもしれない」などと話していました。