政府 安保戦略改定 中国の位置づけ“安全保障への挑戦”で調整

国の外交・防衛の基本方針「国家安全保障戦略」の改定にあたって、政府は、中国の覇権主義的な動きについて、日本や地域の安全保障への「挑戦」と位置づける方向で調整を進めています。

政府は、9年前に策定された「国家安全保障戦略」を、年末までに改定することにしていて作業を進めています。

改定にあたって、今の「戦略」の中で、「国際社会の懸念事項」と位置づけている中国について、覇権主義的な動きを強めていることから、日本や地域の安全保障への「挑戦」と見直す方向で調整を進めています。

背景には、アメリカが先月発表した「国家安全保障戦略」の中で、中国の動きを、アメリカ軍の抑止力の維持・強化にとって「対応を絶えず迫ってくる挑戦」と表現していることを踏まえ、日米両国で足並みをそろえるねらいがあります。

ただ、中国の位置づけについて、与党の実務者協議では、自民党が安全保障上の重大な脅威であることを明確にすべきだと主張する一方、公明党は慎重な姿勢を示していることから、政府は今後、与党とも具体的な協議を進めることにしています。