磯崎官房副長官 “ワクチン同時接種も可能” 早期接種呼びかけ

新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されるなか、磯崎官房副長官は記者会見で、両方のワクチンの同時接種も可能だと説明したうえで、早期接種を重ねて呼びかけました。

この中で、磯崎官房副長官は新型コロナの感染状況について「新規感染者数が増加傾向にある。インフルエンザは引き続き低い感染レベルだが増加の兆しが見られ、同時流行が懸念されている」と述べました。

また、新型コロナとインフルエンザのワクチンの同時接種について「同時接種そのものを推奨しているということはないが、厚生労働省の審議会で安全性と有効性を議論いただき、実施可能としている」と説明しました。

そのうえで「すでに一日100万回を超えるペースの接種体制を整備しているほか、関係団体に早期接種に向けた協力を働きかけてきた。接種促進に向けて情報発信に努めるなど、希望するすべての対象者が年内にオミクロン株対応ワクチン接種を受けられるように取り組んでいきたい」と述べました。

また、記者団が「岸田総理大臣は新型コロナとインフルエンザのワクチンの同時接種を行うのか」と質問したのに対し、「インフルエンザワクチンはすでに接種済みで、5回目の新型コロナワクチンも今後適切なタイミングで接種することになる」と述べました。