
“児童の背中に反省文” 支援学校教諭を訓戒処分に 大阪
児童の背中に「先生の給食を勝手に食べた」と書いた反省文を貼り校内を連れ歩いたとして、大阪府教育委員会が府立の支援学校の教諭を訓戒処分にしていたことが分かりました。教諭はその後、依願退職したということです。
大阪府教育委員会によりますと、府立の支援学校の20代の女性教諭は、おととし10月、当時小学部1年の男子児童の背中に「先生の給食を勝手に取って食べました。反省しています」と書いた紙を貼り、一緒に校内を歩いたということです。
児童は自分の給食を食べたあと、席を外していた教諭の給食を食べたということで、校内にいた別の児童の保護者が背中に紙が貼られた児童を見かけ、学校に連絡したということです。
教諭は「児童がほかの教諭に声をかけてもらえるきっかけになると思ったが、子どもへの理解が欠如していた」などと話していたということです。
府の教育委員会は、ことし9月2日付けで訓戒処分にし、教諭はその後、依願退職したということです。
府の教育委員会は「教員として許されない行為であり、二度と起こらないよう児童・生徒の立場に立った指導を徹底していきたい」としています。