
宮崎 新富 養鶏場で鳥インフルウイルス検出 約16万羽処分進む
宮崎県新富町の養鶏場で、死んだニワトリから高病原性が疑われる「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出され、県が同じ養鶏場で飼育されていた、およそ16万羽のニワトリの処分を進めています。
19日、宮崎県新富町にある養鶏場で同じケージで飼われていた複数のニワトリが死んでいるという連絡が県に入り、その後、遺伝子検査の結果、高病原性が疑われる「H5型」のウイルスが検出されました。
これを受け、県は自衛隊などの協力を得て、200人の態勢で同じ養鶏場で飼育されていたおよそ16万羽のニワトリの処分を進めています。
また、現場から半径10キロ以内にある78か所の農場のおよそ283万羽のニワトリや卵について、移動や区域外への搬出を原則禁止しています。
このほか、制限区域の境界付近の4か所に消毒ポイントを設置し、養鶏場に餌などを運ぶ車両の消毒を、24時間体制で行っています。
県は、鶏舎や農場の周辺に消毒用の石灰をまいたり、野生動物の侵入を防ぐ対策を徹底したりするよう養鶏業者に呼びかけています。