試合前には、およそ30秒間の黙とうがささげられ、両チームのメンバーたちは、オシムさんに思いをはせながら9400人余りの観客の前で元気なプレーを見せました。
試合は日本代表OBが、加地亮さんのゴールなどで3対1でジェフ千葉OBに勝ちました。
試合後には追悼のセレモニーが行われ、代表してあいさつした巻さんは「オシムさんの魂、ことばを思い出し勇気を持って一歩踏み出せる人間でありたいと思っている。皆さんにもその魂を感じていただきたい」と話していました。

サッカー日本代表元監督オシム氏の追悼試合 OBらがプレー 千葉
ことし5月に亡くなったサッカー日本代表の元監督、イビチャ・オシムさんの追悼試合が、千葉市で行われ、オシムさんにゆかりのある、日本代表のOBたちがプレーしました。
ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のオシムさんは、Jリーグのジェフ千葉や日本代表で監督を務め、ことし5月に80歳で亡くなりました。
20日、千葉市で行われた追悼試合は、オシムさんにゆかりのある日本代表OB対ジェフ千葉OBで行われ、日本代表OBには、中村俊輔さんや中村憲剛さん、ジェフ千葉OBには、巻誠一郎さんや阿部勇樹さんなどが参加しました。

巻「感謝の気持ちに尽きる」

ジェフ千葉OBチームで参加した巻誠一郎さんは「黄色いユニフォームを着てピッチに立っていたのは10年以上前だったので、懐かしい思いと当時、やらなければいけなかったプレーがよみがえってきた。体に染みついていた」と試合を振り返りました。
そして、オシムさんとの思い出を聞かれると「オシムさんから受け取ったことばは自分の心に常にある。それは自分の人生においてもすごく大切でずっと僕に問いかけてくることばばかりだ。本当に感謝の気持ちに尽きる」と話していました。
そして、オシムさんとの思い出を聞かれると「オシムさんから受け取ったことばは自分の心に常にある。それは自分の人生においてもすごく大切でずっと僕に問いかけてくることばばかりだ。本当に感謝の気持ちに尽きる」と話していました。
闘莉王「いろいろな思い出ありがとう」
日本代表OBチームで参加した田中マルクス闘莉王さんは「オシムさんがどこかで見てくれていると思いながら試合をした。本当にいろいろな思い出があり、ありがとうと伝えたい」と話しました。
また、開幕を迎えるワールドカップに臨む日本代表の選手たちにエールを送り「この舞台は4年に一度で特別だ。優勝経験のある2つのチームが同じ組に入り、1次リーグの突破は難しいと思うが、だからこそ精いっぱいやってほしい。誰よりも日本のことを応援している」と話していました。
また、開幕を迎えるワールドカップに臨む日本代表の選手たちにエールを送り「この舞台は4年に一度で特別だ。優勝経験のある2つのチームが同じ組に入り、1次リーグの突破は難しいと思うが、だからこそ精いっぱいやってほしい。誰よりも日本のことを応援している」と話していました。