ともし火は海をこえて 約3万個のキャンドルに思いを込めて

大切な人への思いを込めてキャンドルに火をともすイベントが、関門海峡を挟んで隣接する北九州市と山口県下関市で行われました。

「関門海峡キャンドルナイト」は2012年に北九州市門司区で始まったイベントで、その後、関門海峡の対岸の下関市にある会場も加わり、毎年、行われています。

ことしは北九州市と下関市の合わせて11の会場におよそ3万個のキャンドルが用意され、19日は夕方になると一つ一つのキャンドルに火がともされました。

このうち北九州市門司区の甲宗八幡宮では赤や白の紙袋に入ったおよそ3500個のキャンドルが境内に並び、幻想的な雰囲気をつくりだしていました。

神社では、地元の人たちが午前中からキャンドルを並べて準備を行ったということで、訪れた人たちは写真を撮るなどして楽しんでいました。

門司区に住む20代の男性は「あたたかい気持ちになりました。初めて子どもと一緒に来ましたが、また来たいです」と話していました。

甲宗八幡宮の大神良彦 宮司は「新型コロナウイルスの収束や平和を祈って、キャンドルを準備しました。多くの人に喜んでもらえてよかったです」と話していました。

このイベントは20日も行われる予定です。