岸田首相 APEC首脳会議で貿易や投資など議論し 帰国へ

タイを訪れている岸田総理大臣は、19日もAPECの首脳会議に出席し、貿易や投資などをめぐって意見を交わします。
岸田総理大臣は19日で東南アジア歴訪の日程を終え、帰国する予定です。

タイで開かれているAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議は、最終日の19日、「持続可能な貿易と投資」をテーマに意見を交わすことにしています。

この中で岸田総理大臣は、ウクライナ情勢などを背景に世界経済の減速が懸念される中、ルールに基づく公正で透明性のある貿易や投資の重要性を訴えることにしています。

そして、TPP=環太平洋パートナーシップ協定や、中国への対抗を念頭にアメリカが提唱する新たな経済連携の枠組み、IPEF=インド太平洋経済枠組みの意義を説明し、自由で開かれた経済秩序の構築に引き続き、貢献していく姿勢を示す考えです。

APEC首脳会議は19日で閉幕し、岸田総理大臣は、現地で記者会見を開いて、今月12日からの東南アジア3か国歴訪の成果などを説明することにしています。

そして、19日午後、タイを出発し、19日夜にも帰国する予定です。