プロ野球 広島OB黒田氏がアドバイザーに就任 投手陣技術指導へ

プロ野球、広島のOBで、日米通算203勝を挙げた黒田博樹さんが、来シーズンから広島投手陣の技術指導を行う、球団アドバイザーに就任することになりました。

これは、来シーズンから指揮を執る新井貴浩監督が黒田さんに直接要請して実現したもので、18日球団が発表しました。

黒田さんには、アドバイザーとして来年の春のキャンプから投手陣に対する技術指導や、野球に取り組む姿勢や考え方を伝えてもらう予定です。

また、キャンプ期間中だけでなくシーズンを通しても、1軍2軍を問わずチーム全体の投手を指導してもらうことにしています。

黒田さんは大阪府出身の47歳。

広島のエースピッチャーとして活躍したあと、大リーグでも通算79勝の成績を残し日米通算20年で203勝をあげました。

現役の最後には広島に復帰して、新井監督ともに投打の中心としてチームのリーグ優勝にも貢献し、現役時代の背番号「15」は広島の永久欠番になっています。

新井監督は「黒田さんからは『できることはすべて協力する』と言ってもらった。楽しみですごく待ち遠しい。黒田さんはいてくれるだけで勉強になる」と話していました。

黒田さんは「アドバイザーという形でサポートさせていただくことになりました。自分なりのペースや距離感を持ちつつ、今まで経験してきたことを微力ながらチームに還元していきたい」とコメントしています。